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2008年 09月 15日

犬の話

筆者は今、ソフリという経済特区内で仕事をしています。その特区内は、チリであってチリでないような、そこを行き交う人々の多くが外国人である、というような場所です。中国人、パキスタン人、インド人、韓国人、ボリビア人、パラグアイ人、ペルー人等、チリ人よりも多いのではないかと感じる程であります。また、人間ではないのですが、そのなかに混じって多いのが、野良犬です。これには本当に辟易します。

ソフリだけでなく、イキケの街角には、野良犬が当たり前の様に我が物顔でうろついています。なかには5、6匹で徒党を組み、人間等気にならぬ様子でのし歩いていたりします。日曜にはさらに酷くて、人間が少なくなった広場は、暇を持て余すワン公どものサロンの様になり、ちょっと近付き難い雰囲気があります。

なぜイキケ市政はそんな我が物顔で町中を闊歩する野良犬達を放置しているのか、筆者には分かりません。チリは一応、ブラジルやメキシコの様なラテンアメリカ圏の中進国のなかでも更に見識豊かで民度の高い国だと認識されています。それにも関わらず、まるでインドのように(行ったことないですが)、半ば野生化した犬が町中をウロウロしているのか、とても理解に苦しみます。動物愛護の観点からなのか、南米人の割には精緻さがあると思われてるチリ人ですが、本当は最も自堕落な人種なのか、筆者にはさっぱり分かりません。

もっとも、別に町中に野良犬が居ようとも、この食い物しか話題にしないブログにあえて犬を登場させる必要はないのですが、ちょっと今回だけは、ネット上にて、それでどうこうなることはないというのは分かってますが、ちょっと愚痴を言ってみたくなりました。

というのも、一昨日のことなのですが、ソフリの大通りを歩いていて、薄汚い野良犬に噛み付かれたのです。筆者はただ、普通に、いや、むしろ遠慮がちに、歩いていただけなのですが、何がお犬様の気に障ったのか知らないけど、そこらへんに寝そべっていた犬4匹にいきなり取り囲まれて、そのなかの1匹が、いきなり筆者の足首めがけって飛びかかり、左足のふくらはぎに噛み付きました。いやはや、本当に怖かったですよ(涙)。

やはり畜生はなにをするか分かりません。ましてや野良犬です。飼い犬でも飼い主に噛み付くことがあるのですから、野良犬ならば尚更です。筆者の方も注意がたりませんでした、と反省し、かみ傷も大したことがなかったということも幸いし、当然やるべき処置を行えばべつに何ともない出来事になった筈なんです。しかしその後がいけませんでした。

すぐに駆けつけた病院でのことです。筆者は、念のために狂犬病のワクチンを注射してもらいたかったのですが、筆者を処置した担当医は、まず、噛み付かれば場所、傷の程度からしてワクチンの摂取は必要ないと言い張ります。そして、チリに狂犬病は存在しない、チリの犬は生まれたときのワクチン投与が義務付けられてる、だからそんなに騒ぎ立てることでもないと、この一点張りで自分の診断を覆そうとはしません。

筆者はそれでも、不安ですからワクチンをうって下さい、と主張したのですけど、それ以降、いかにもプライドの高そうな碧眼の医師からは相手にされませんでした。看護婦達も同様に、なにを大袈裟な、といった態度で嘲笑しているように、本当はそんなことなく筆者の被害妄想に違いないのだろうけど、そのときはそんな風に感じました。後に行った別の病院でも取り合ってもらえませんでした。

すぐに、ワクチンの在庫があるという保健所の様なところへも出向きましたが、ワクチン投与には医者の診断書と許可が必要だということで、説明とお願いのため再び病院へと戻り、面倒くさそうに対応に現れた同じ医者からは、この東洋人は気は確かか(俺さまの言うことが信じられないのか)、というような顔をされ、明らかに患者を侮辱する様なその対応に、筆者の方こそ呆れ果ててしまいました。別にワクチンひとつ位うってくれてもバチはあたらないだろうに。

その夜、狂犬病に関して、自分なりに色々と調べてみると、こちらの医者のいうことと、日本の医者による説明には、かなりの部分で隔離がありました。日本からの情報では、チリは狂犬病撲滅地域に指定されておりませんし、足を噛まれた場合は発症しないとの医療機関による説明はついに聞くことも出来ず、そのような記述はどこにも見当たりませんでした。日本の某医療機関にて電話口に出て下さった医者の説明によると、かみ傷の場所、程度の関わらず、犬が野良犬であったことと、噛まれた国がチリであるということから判断すると、ワクチンを摂取する方が望ましい、とのことでした。

素人目に傷の程度をみると、心情的には、現地の医者と同様の見解に筆者も同意したくなりますし、大袈裟に騒ぎ立てる程のことではないと思うのですが、ただ、やはりやるべきことはやっておかないと、後で後悔することにもなりかねません。

だから、明日はもう一度、数は少ないのですが、セカンドオピニオン(サードかな?)のため更に別の病院を当たってみることにし、在サンチャゴの某国政府機関にも、たぶん頼りにはできないだろうけど、電話にて相談をしてみるつもりです。南米は便利な筈の首都にいても疲れることばかりですが、それが地方となると尚更です。。。まったく。やれやれであります。

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by mollendo | 2008-09-15 00:05