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2009年 04月 25日

TRATTORIA MACCHIAVELLO

チリにいて不思議なのは、いや、なにもチリに限った話ではなくて、中南米の多くの国が同じような事情を抱えていると思いますが、イタリア人やスペイン人といった、その道のオーソリティーを移民として多く受け入れている割には、食べ物が不味い、ということです。

南欧の悪しき習慣だけが現存し、どうして彼の地の素晴らしい(と筆者が思い込んでいるだけかも知れませんが)食文化が受け継がれなかったのか、ということも不思議です。もっとも、初期の移民たちは生活に追われ、グルメどころではなかったに違いありませんが、そのDNAさえも、チリにおいては完全に断ち切れてしまったのではないかと思います。

もしかすると、移民たちは、その苦辛のなかで、美食にうつつをぬかさない質素さを学びとったのかも知れませんが、チリ人を見ていると、食べ散らかし、立ち食い、食べ残し、つまみ食い、それと大食い、飽食の日本から来た筆者でさえも眉をひそめたくなるような質素とはかけ離れた光景を見かけることが多いから、どうやらそうでもなさそうなのです。

以前行ったことがあるTRATTORIA MACCHIAVELLOというイタリア料理店。名前だけは立派なんですが、食事はとんでもないもので、注文して運ばれてきたスパゲティーを一口すすり、驚いてしまいました。百歩譲って、麺が作り置きなのは良しとします。ソースがたぶん出来合いなのも、愛嬌といえるかも知れません。しかし、そのスパゲティーは、麺もソースも、まともに温め直した形跡がほとんどありませんでした。

作り置きの麺と出来合いのソースを使っていることだけでも、イタリア料理店にはあるまじき非常識な手抜きといえるのに、猫舌のチリ人からでさへ苦情が出そうな料理を平気で出す神経は、もう味云々を超えたものです。最後まで温めるんが面倒だったのか、あるいは、東洋人に西洋の味が分かるまいとなめられてしまったと思うのは考え過ぎでしょうか。

チリは「電子レンジ」もないほどに貧しく遅れているのか

といやみのひとつでも言って帰ってしまいたかったけど、空腹だったし、だいたい食事を残すのはもったいない。またけんか腰で温め直してもらっても、スパゲティーに鼻くそでも仕込まれたらたまりません。そこで、すいません、温め直してもらえませんか、と平身低頭でお願いして、以外にも、「あらそう」とにこやかに応じてくれた女中の可愛い笑顔に気を取り直し、湯気を上げながら再び運ばれてきたスパゲティーを平らげました。

これは安食堂の話ではありません。至極結構な人種の集まるイキケでは高級の部類に入る店での話です。周囲の人が食べているピザは結構うまそうでしたから、スパゲティーを頼む人はほとんどいないのかも知れません。
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by mollendo | 2009-04-25 20:32
2009年 04月 24日

Picante a la tacneña

早いものでもう週末です。

先週末は、ぺルー側国境の町タクナへ行ってきました。 イキケを午後3時半に出発し、現地に着いたのが午後8時半頃。チリとぺルーには1時間の時差がありますので、6時間かかったことになります。ちょっと長い旅行ですが、週末をつぶすにはちょうど良いかも知れません。

タクナでは、いつも寄るダヴィンチという店で食事をしました。食べたのは魚介のスパゲティーとサラダ。ちょっと高いですが、味は申し分ありません。満腹になって店をでると、ちょうど通りを挟んで正面に、虹色の布にぐるぐる巻きにされた赤ん坊を傍らに置く若く貧しい母親が、何をするでもなく座り込んでいました。

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翌日のお昼、タクナでは有名なペルー料理のCaciqueという店へ。休みのお昼時になると、地元の人々とチリ等から来る観光客でいつも賑わってます。その店では、いつも頼むことにしている、ピカンテ・ア・ラ・タクネーニャという、ジャガイモとモツの煮込み料理を食べました。

これ非常にうまいです。ご飯でも良いけどパンにも良くあいます。欲を言えば、もう少しモツが、トロトロになる位に柔らかく煮込んであって欲しいですが、このままでももちろん素晴らしい味です。

El Cacique Picantería
José Rosa Ara 1903 Tacna
52- 414582

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by mollendo | 2009-04-24 06:22